中国のホテルは、「賓館」、「酒店」、「飯店」と表されます。
ゲストハウスは、「青年旅舎」と表されます。
あと、「旅館」や「客栈」というのもあります。
中国において外国人の宿泊可能となるのがどれかと聞かれたら、
各都市/エリアによって、全てケースバイケースとなります。
なぜ外国人が泊まれる施設とそうでない施設があるのかと言いますと、
外国人が中国にて宿泊する場合、
本来、外国人が宿泊していると登記しなければなりません。
外国人が宿泊できるかは、外国人宿泊の資格の有無、若しくは登記の仕方によります。
で、その見分け方なんですが、残念ながら有効な見分け方はありません。
各都市/エリアによって、完全に外国人を受け入れない所もあるようですし、
中規模以上のホテルでも受け入れない所もあります。
かと思えば、絶対受け入れ不可と思われるエリアで、
グレーな経営をしてるため、誰でも受け入れ可能という宿泊施設もあるのです。
*もし予約するのであれば、Booking.comで、外国人の宿泊履歴がある所を選択するのが、一番有効なのかもしれません。
が、自称中国貧乏旅行マスターの私が、そんな物は使いません。
中国での最強Map百度地図及び予約サイトの携程(C-trip)、Qunar等を使って、私の経験則に基き、ホテルとゲストハウスの探し方について、記述したいと思います。
宿の探し方
一、ホテルのケース
①200元(約3200円)ぐらいのホテルを探せ!
☆当たり前ですが金額が高いほど、高級ですし、外国人を受け入れ可能な所が多いです。
☆外国人の受け入れ可能なホテルの金額が一級都市(北京、上海、深セン、広州)だと大体200元ぐらいかなと思っております。
②フランチャイズホテルを探せ!
☆個人経営のホテルですと、値段高めの割に受け入れできませんという所が多々あります。
☆有名どころのフランチャイズだと外国人でもほぼ宿泊可能です!7天(Seven days)、如家(Home in)、格林豪泰(Green Tree)、速8(Super8)等のフランチャイズホテルは、私も泊まったことがあるので、ほぼほぼオッケーなはずです。
二、ゲストハウスのケース
①「国際青年旅舎」(インターナショナルゲストハウス)を探せ!
1、百度マップを開きます。http://map.baidu.com/ 2、「国际青年旅舍」をコピペして検索しましょう。場合によっては、都市名も入力。画面に宿泊可能と思われるゲストハウスが表示されます。百度についての記事はこちら。

☆ゲストハウスとの違いは国際という文字が入ってるということです。この文字が入ってるだけで、外国籍旅行客が泊まれる可能性が俄然上がります。しかし、インターナショナルゲストハウスと言いながらそれでも泊まれない所もあります!
☆百度の検索から部屋の予約も可能ですが、それにはWechatペイメントを使う必要があるので、使えない人は宿まで突撃しましょう!
②中国語が話せるのであれば電話しよう!
☆もうこれが一番確実!その都度、政治的な情勢によって変わったりするので、中国語を話せるなら検索した宿に電話で確認しましょう。私は基本的に予約しないで、電話で空室・外国人の受け入れの可否を確認し、突撃します。
ちなみに、私が部屋をネットで予約しないのは理由があります。
一、予約していったけど泊まれないケース
たまにですが、電話するのがかったるく、先に予約して向かうことがあるのですが、実際には外国人の受け入れ不可なことがあるからです。
二、値段交渉が可能となるケース
ゲストハウスには2つのタイプがあります。
1、オーナーが管理人のケース
☆「ネット予約の仲介費用がなくなる分、値段を安くして」と言ってみましょう。人によっては、若干安くなります。
2、従業員が管理人のケース
☆「他の人には言わないから安くしてよ」と言ってみましょう。管理人がオーナーにばれないと考えれば、宿泊費を丸々自分の取り分にできるため、安くしても、自分の取り分になります。10元ぐらいすぱっと安くなることもありました。
ゲストハウスの値段について
大都市の中心部ほど高くなりますが、安くて20元―高くて80元(約320円-約1280円)といったところです。Booking.comに出てる値段でほぼ間違いないでしょう。
ゲストハウスのクオリティーについて
中国のゲストハウスのクオリティーは、東南アジア諸国と比べると値段の割に低いと感じる所が多いです。と言いますか、ただのマンションに二段ベッドを並べて泊まれるようにしてるところが多いので、シャワー室が少なかったり、狭かったりといった部屋が多々あります。
営業許可を取ってるのかも分からない所があるのですが、そういうグレーな所ほど外国籍旅行客の受け入れ可能なことが多いです。
ちょっと長くなりましたが、中国の宿事情について語らせていただきました。
後々、お勧めのゲストハウスについても書きたいと思います。