中国の観光名所って、何かと高額な入場料を取ってくるところが多いです。それが自然だろうと、人口の建築物だろうと容赦がなくて、大体100元以上します。しかも、年々高くなっているので、バックパッカーには苦しいのが現状です。
その中でも、まだまだ知名度が低いのか、この七彩丹霞山の入場料はリーズナブル!
なんと74元(約1100円)です。
*入場料54元、園内バス代20元(2017年11月現在)、国内ではまだ安い方ぐらいでお考えください。
甘粛省の他の観光地入場料参考価格(百度にて検索)
甘粛省 | 嘉峪関万里の長城 | 100元 |
甘粛省 | 月牙泉 | オンシーズン120元
オフシーズン80元 |
甘粛省 | 莫高窟 | オンシーズン200元
オフシーズン100元 |
中国語で言うなら「性价比高」(コストパフォーマンスが良い!)な観光地のはずだと信じ、そこへ向かうことにしました。まずは、張掖に向かいます。前回の西寧編でもいいましたが、西寧から張掖に向かう電車の景色は最高です。
景色を見てると、あっという間に2時間が経過、張掖西駅に到着です。不思議なことにこの区間は、新幹線(91.5元)でも普通列車(43.5元)でも2時間前後です。なので安い列車のお得感半端ないです。
張掖西に着くと、白タク運ちゃんが「七彩丹霞行かないか?この時間に行くのがベストだよ」みたいなこと言ってますが、もう午後3時過ぎです。タクシーの運転手の9割は、詐欺師みたいなもんです。無視して、バスで百度マップに表示されるインターナショナルゲストハウスに向かいました。
悠游国际青年旅社、25元/泊、文句なしです。「WechatPaymentできないなら50元だぞ」って吹っかけてきたので、可能な限りWechatできた方が無難です。
ゲストハウスに着いてオーナーと七彩丹霞の行き方について相談すると、タクシーのチャーターをお勧めされました。というのも七彩丹霞の色合いは、夕暮れ時の5時以降がはっきり見えるとのことです。しかし、その時間だと最後のバスが無くなってしまうので、市内に帰って来れないということでした。
私は考えました。費用対効果が一番いい方法を。
それでたどり着いた答えがこうです。
バスで行って、安宿に泊まって、バスで帰ってくる。
とりあえず、タクシーでの往復料金150元以下になればおっけーだなと思って出発しました。*結局バス往復20元+宿泊50元で済みました。
七彩丹霞までのバスは市内のBTから10元前後で行けます。ただ、降りる場所は、中国語できない限り、直観(大勢降ります)またはGPSによる地図の確認しかないと思います。帰りもこのお粥屋さんの隣の売店で待ってれば30分に1便ぐらいくるので、売店のおっちゃんとだべって待ちましょう。
乗車場所:张掖汽车站http://j.map.baidu.com/hwW-e
降車場所:道端http://j.map.baidu.com/iPr1N
前日、ゲストハウスで一緒になった中国人と同じバスでやってきました。相手方はホテルを予約済みで、しかも七彩丹霞とは違う方向に行くので、一緒に泊まろうと言ってましたが、ここで別行動に移ります。
たまにバックパッカーなのに地図が読めない、かつ、判断力がないので場を混乱させ、非効率的な行動を取るタイプの人いませんか?半日の会話を通して、一緒にいると疲れると判断したので、彼とはお別れします。現実とは残酷なのです。
降車場所から七彩丹霞の方角へ歩いて30メートルで丁度良いホテルを発見します。というか其処ら中、ホテルだらけなのです。一部屋ではなく、相部屋のゲストハウス形式のホテルを見つけました。50元/泊です。七彩丹霞まで歩いて5分の所と、ロケーションも最高です。やはり、地図の読めないバックパッカーとは別れて正解でした。結局泊まったのは私一人なので5人部屋を独占です。パスポートの提示もなかったので、外人に対するチェックもかなり緩かったですヾ(*・ω・)ノ゜+.゜★ィェィ☆゜+.゜ヾ(・ω・*)ノ
午後2時ぐらいだったので、君の名はのたそがれ時まで部屋でのんびりします。6月に行きましたが、かなり暑いので夕方まで待つのは気温的にも正解だなと思いました。5時頃、現場に到着。やっぱり暑いので傘をさしています。北京時間に統一されてるので5時ですが、地理的には4時ぐらいです。
入り口(北口)から入って、何か所か見所が分かれていて、園内のバスで順番に回っていきます。それぞれの箇所に名前があり、説明もあるのですが、興味ないのでスルーします。
「自然風景に解釈など不要である、あるのは美醜のみである」by筆者
最初の場所
次の場所
最後の場所
感想
1.感動のスケールと景色です。この後、陸路でカッパドキアにも行きましたが、スケール的にはこっちの方が大きいです。というか、カッパドキアが小さく感じてしまうので、行くなら先にカッパドキアに行った方がいいかもしれません。意味ない比較図をどうぞ。
2.ネットにアップされてる写真は、七彩丹霞なだけに色彩の着色が施されているのではないか?という意見があるようですが、普通のデジカメで撮った場合、実際に見ている情景と比べて、色(特に緑色)が反映されない場合がほとんどでした。そういう意味では、ネット上の写真には過度な着色も確かに見られるのですが、間違ってはいないのかなという気もします。ちなみにこの日記のキャッチアップの写真のみ過度な着色をほどこしてみましたv(。・ω・。)ィェィ♪
3.張掖市内は泊まらず、こっちに直行して泊まるのが時間的にも、金銭的にも効率的だと思いました。
張掖市内のゲストハウス
「国际青年旅社」(インターナショナルゲストハウス)を百度マップで検索して見つけました。外国人宿泊可のゲストハウスの見つけ方はこちら。結局インターナショナルゲストハウスと言ってる所が4件しかなく、そのうち1件(梦驼铃)が外国人お断りだったので、可能な限り、当日中に七彩丹霞まで行った方が無難だと思います。
名称 | 値段(1元=16円) | 住所 |
悠游国际青年旅社 | 22元~50元 | http://j.map.baidu.com/PNd1N |
居游国际青年旅社 | 26-50元 | http://j.map.baidu.com/iXd1N |
丝路缘国际青年旅社 | 30元 | http://j.map.baidu.com/l5f1N |
*頻繁に所在地/オーナー/経営状況が変更されるので、電話での確認を推奨。
*バスや地下鉄のルート検索は、こちらを参照。
行き方
ルート | メソッド | 値段(1元=16円) | 時間 | 到着場所 |
西寧 | 列車 | 43.5-97.5元 | 2H | 張掖西駅 |
西寧 | 新幹線 | 91.5-110元 | 2H | 張掖西駅 |
蘭州 | 列車 | 75-232元 | 6-7H | 張掖駅 |
蘭州 | 新幹線 | 149-179.5元 | 3H | 張掖西駅 |
西安 | 列車 | 148-463.5元 | 11-15H | 張掖駅 |
北京 | 飛行機 | 600-900元 | 6H~ | 甘州空港*直行なし |
北京 | 列車 | 134-572元 | 18-30H | 張掖駅 |
上海 | 飛行機 | 800-1000元 | 5H~ | 甘州空港*直行無し |
上海 | 列車 | 278.5-796.5元 | 27-30H | 張掖or西駅 |
広州 | 飛行機 | 700-1000元 | 10H~ | 甘州空港*直行なし |
広州 | 列車 | 317-954元 | 35H | 張掖西駅 |
日本東京 | 飛行機 | 約3000元 | 24H~ | 甘州空港*乗継2回 |
*Ctripにて検索し、検索されなかったものはネット情報に基づき作成。
*頻繁に変更されるので参考程度に。
*高速鉄道(G)or動車(D)はまとめて新幹線と表記。
張掖市全体図
1か月旅ルート
香港-広州–長沙–鳳凰–重慶–成都–蘭州–西寧-張掖-トルファン-ウルムチ-タクラマカン砂漠-カシュガル。