更新に半年ぐらい空いてしまいましたが、南米に行ってましたヾ(⌒▽⌒)ゞ続きをどうぞ。
張腋から直接新疆吐魯番(トルファン)に行こうかなと思ったんですが、夜行列車に乗って向かったら丁度いいことが分かったので、午後を嘉峪関でつぶして、トルファンに向かうことにしました。嘉峪関は張腋から2時間ぐらいで行けます。嘉峪関は、万里の長城の最西端の関として有名ですが、北京のような凄さはないですし、歴史的価値がわからないとあんまり行く意味はないのかなと思います。なんせ歴史的価値だけで、北京の万里の長城より高い100元(約1600円)の入場料が掛かります。
甘粛省って、中国国内におけるGDPが下から数えて数個目の省なので、観光資源に依存して収入を得る必要だってあるだろうしなと入口から眺めました。結局、入ってません。
夜行列車で一泊し、起床しトルファンに着こうかというときに気づきました。携帯の動作が異様に遅いのです。百度の地図も動かなければ、サイトを見ることもできません。VPNも繋がらなくなります。しばらくして、携帯ではなく、インターネットの通信速度が制限されていることに気づきました。政治的理由で色々制限されるのが新疆とは思ってましたが、ここまで遅くなるのか?!と驚きました。画面には3Gと表示されていますが、どう考えても3Gの速度ではありません。
※3日後ぐらいに要注意人物ではないと判断されたのか、写真が送信できるぐらいまで速くなりました。それでも他のエリアと比べるとかなり遅いです。
トルファンの駅について、通信速度にびびってしまい、これは新疆はやばい!と思いタクシーでゲストハウスに移動しました。市内までは5キロ前後、バスもあったのですが、運行時間が不明なのと、日中物凄い暑いらしいので、荒野で死んだらあかん!ということで、タクシーに乗りました。
※簡単に言うと、距離の割には安かったのでタクシーにしました。
いつも通り百度で検索したインターナショナルゲストハウスです。外国人に対するチェックはそこまで厳しくありません。他にも外国人がいるということで、彼らと同じ部屋に泊まることになりました。パキスタン人です(⦿_⦿)
なぜトルファンにパキスタン人?!と疑問に思ったのは私だけではないはずです。
- どうやら旅行者ではないようです。
- 仕事は貿易会社を営んでおり、パキスタンの製品を中国新疆で販売しているそうです。
- パキスタンと新疆は、地理上隣接しており陸路でも行き来できます。
- そして、パキスタン人とウイグル人は共にイスラム教徒です。
そうです。答えは「ハラル製品の販売」でした。ウイグル人は今も厳格なムスリムなので、同じムスリムのパキスタン人が販売するハラル製品を好んで使うということなんですね。宗教はビジネスチャンスでもあると彼らから学びました。
ちなみにパキスタンの女性とウイグル人の女性って違うの?という話もしましたが、「女はどこも一緒」との回答を頂きました_(:З」 ∠)_
と、そんな話をして、眠かった私は眠りについたのでありました。しかし、お昼時、暑さで目を覚まします。な、なんだこの暑さは?!
次回、トルファンワイン編に続く。
泊まったゲストハウス
名称 | 値段(1元=16円) | 住所 |
廊曼青年旅舍 | 28-50元 | http://j.map.baidu.com/0F83N |
*頻繁に所在地/オーナー/経営状況が変更されるので、電話での確認を推奨。*バスや地下鉄のルート検索は、こちらを参照。
トルファンまでの移動ルート
ルート | メソッド | 値段(1元=16円) | 時間 | 到着場所 |
張腋西 | 新幹線 | 65.5元 | 1.5H | 嘉峪関南駅 |
張腋 | 列車 | 37.5元 | 3H | 嘉峪関駅 |
ルート | メソッド | 値段(1元=16円) | 時間 | 到着場所 |
嘉峪関 | 列車 | 65.5元 | 9-12H | トルファン北駅 |
嘉峪関南 | 新幹線 | 284.5元 | 6H | トルファン北駅 |
*CTRIPにて検索し、検索されなかったものはネット情報に基づき作成。
*頻繁に変更されるので参考程度に。
*高速鉄道(G)OR動車(D)はまとめて新幹線と表記。
1か月旅ルート
香港-広州–長沙–鳳凰–重慶–成都–蘭州–西寧–張掖-トルファン-ウルムチ-タクラマカン砂漠-カシュガル。