タクラマカン砂漠

タクラマカン砂漠は、中国で一番大きな砂漠です。
「タクラマカン」は、入ったら出られないという意味らしいのです、、、が、旅行ブームの中国ではレンタカーでタクラマカンを横断するのが割とメジャーな旅行スタイルだったりします。私も中国の運転免許証を持っているので、レンタカーを借りて横断するというのも考えたのですが、新疆の外国人に対する制限及びチェックが面倒くさすぎて、タクシーで行くことにしました。
私が調べた限り砂漠へ行く方法は、1、レンタカー。2、運転手込みの車のチャーター。3、タクシーとあるようです。本当はゲストハウスで砂漠に行く人を集めて何人かで行くのがいいのでしょうけど、ゲストハウスもない辺鄙な所からの出発のため、旅行者を集めることができませんでした。
一人でタクシー貸し切って行くほどの砂漠なのかと言われたら、中東やアフリカの砂漠の方がきっと綺麗でしょう。しかし、私には行きたい理由があるのです。
マスターキートンという漫画をご存知でしょうか?その中に元イギリス特殊部隊のキートン先生が、丸腰で置き去りにされた砂漠から一週間ぐらいかけて公道まで歩き、生還を果たすという奇跡のような物語があるんです(アニメ版は25話砂漠のカーリマン)。実際の所、あの砂漠はどうなっているのか、見に行きたいと思います。この話に出てくる長老のようなウイグル人のおじいちゃんはいっぱいいました。
砂漠に向かうためタクシーを捕まえます。どうせなら、ウイグル人のドライバー捕まえたいので、華人ドライバーのタクシーは捕まえてもリリースしますヾ(⌒▽⌒)ゞ。かといってマンダリンが通じないのも会話が続かないので、ある程度話せる人を探します。
私「タクラマカン砂漠まで行ってくれます?」
ウイグル人ドライバー「おっけー、いこういこう。のれのれ。」
私「行って帰ってきたらどれぐらいかかる?」
ウイグル人ドライバー「300元~400元ぐらい」
一応、話は通じそうなので、この人にします。値段は、メーターを使うのでどこまで行くかによるでしょう。定額を交渉してもいいのですが、それだとちょっと行ってすぐ帰って来られるのも嫌なので、高くてもメーターを使ってもらいました。ウイグル人ドライバーの兄ちゃんは、今日はいっぱい稼げるとご機嫌です。

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百度百科によると、輪台県というのは、7割がウイグル人ですが、町中でみかけたのは漢族が多かった気がします。ドライバーの彼に言わせると、町というのは漢族が移住してきて作り上げたものだから、住んでるウイグル人は、町の外なんだそうです。確かに警察の検問も、外に行くのは緩いのに対し、中心部に進む方が、厳しくチェックされます。
町を抜け、草が生えてる荒野が段々と姿を変え、砂漠へと変化して行きます。

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水がないため枯れていく木。なんだか美しいです。
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途中のガソリンスタンドで給油します。新疆エリアのガソリンスタンドは、どこもバリケードで覆われており、運転手以外の乗り入れができないため、給油時はドライバー以外は全員外で待たされます。
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給油後、兄ちゃんは帰りたそうなことを言っています。稼ぐよりのんびりがモットーなのでしょう。もう少し走ってもらって、砂漠らしい砂漠の所まで行けました。輪台県から南へ100キロぐらいの所でしょうか。砂漠を横断してるタリム河というのがあるんですが、そこから更に南へ行った所です。

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吹き付ける砂風に顔をしかめるドライバー

ドライバーによると、更に南へ200キロぐらい行くと、完全な砂漠が見られるそうです。まあ、そこまで行ってられませんし、ドライバーが帰りたそうなので、戻ることにしました。町に着いた時の合計金額は600元ぐらい(約1万円)だったと思います。当初言われた300~400元は、何基準だったのかは謎です。
次は、街中行くとこウイグル人だらけの都市、カシュガルに向かいます。
タクラマカン砂漠

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